WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

POPEYE 839

 

発行元:マガジンハウス

 

感想

 

大特集は「二十歳のとき、何をしていたか?」
購入してから2年も寝かしていたのですが、これ、すげーいい特集だ。こんなにとっぷりと、一字一句を箸で拾い上げるうようにPOPEYEを読んだのって何年ぶりだろうか?いや、今まで、そこまで集中してPOPEYEを読んだことがあっただろうか?

 

特集のコンセプト自体はシンプルです。各界の著名人に「20歳の頃、何してましたか?」とヒアリングし、それを文字に起こしただけ。

 

だけなんだけれど、たぶん文字量は3,000文字くらい。数えてないけれどね。それくらいの分量はある。そして、インタビュー対象者の現在の写真(メインカット)と、20歳の頃の写真。

 

これだけで一気に引き込まれる。

 

そもそもこんなレイアウト、雑誌じゃないと成り立たない。見開きでば~ん!の世界でないと成り立たない。10インチタブレットだって無理。

 

で、引き込まれる。

 

ぶっちゃけ知らない人だって多いですよ。てか、知らない人がメインwww

 

でもね、立花隆秋山竜次安藤サクラ宇多丸蛭子能収木滑良久笑福亭笑瓶玉袋筋太郎ピエール瀧細野晴臣は良かった。すげー良かった。なんなんだよ。20歳前後の、人生の濃さ。

 

ピエール瀧、戻ってきてくれよw

 

そして、久々にPOPEYEを読んでもう一つわかったこと。単行本や、文庫本を効果的に使っているなんってこと。人生や、人物の引き立て役に、上手に使われているのが良い。出版社の自社広告のようだけれどさ、どんな本を読んでいるのかで、その人となりがわかるっていうから、人間の引き立て役日本を使うのは良いね。

 

情報取得手段のメインがWebになり、スマホや、タブレット、PCがメインディバイスになればなるほど、本や雑誌が引き立つよな。だって、そんな時代にわざわざ紙なんだよ。

 

かっこよすぎるぞ、POPEYE。

 

POPEYE(ポパイ) 2018年 3月号 [二十歳のとき、何をしていたか?]

POPEYE(ポパイ) 2018年 3月号 [二十歳のとき、何をしていたか?]