発行元:ネコ・パブリッシング
感想
大特集は「真冬なのに?いやいやまふゆだからこそ!いつでもオープンで突っ走れ!」ですな。似たような特集はCGや、NAVIカーズでも行うけれど、Tipoのほうが面白い。なんだろう。この節操の無さ。「クルマを楽しんだものが勝ちじゃないか!クルマは楽しければ、それでいいじゃないか!」という割り切りがいいんだな。スペックとか、テストとか、どーでもいいんだよな。てか、「オープンカーを楽しむ」という軸で集められた世界、比較テストなんてできないって。
個人的に何が良いって、この特集で紹介されている「びっくり系」のクルマが良いんだよ。
・キューベルワーゲン
・シュビムワーゲン
・くろがね四軌
・三菱ジープJ59
・モーガンロードスター
Morgan Roadster 3.7 Test Drive
このセンスが素晴らしいよなwもちろん、ロードスターとか、スーパーセブンとか、アストンマーチンとか、ランボルギーニのオープンモデルも紹介しているけれどね。
あとは、A110ではないアルピーヌの特集がよかった「After A110 Before A110」。伝説の名車と、その復活の間に存在していたマニアックモデルの特集が良い。誰得って話だけれどね。A310、V6 TURBO、V6 TURBO LE MANS、A610だものな。すごいよな。多くの自動車雑誌がA110に目が向いているのに、そこを避けて違うところを見ているのだもの。
Renault Alpine A310 : la conduite
そして、そんな今月号を読んでいたら、フェアレディZが欲しくなった。
カッコいいじゃないか!Z。GT-Rでもないし、スープラでも、NSXでもない。大排気量NAの2ドアクーペ。そしてFR。武闘派のNISMOではなく、ノーマルのZをアメ車のように乗り回したいな。
自動車雑誌って、やっぱり、偏愛主義なんだよな。
だから面白いんだよ。