発行元:日経BP社
感想
大特集は「すべてが変わる5Gインパクト」ですね。5Gでなにが変わるのか?と思っている人に、すごくわかり易い例が紹介されています。
実は、米アップルが07年に発表した初代「iPhone」は、2G対応だった。同社は、08年に発表した後継機種で3Gに対応した上で、アプリなどの配信サービスを開始。ソフトウェア開発者を集めるエコシステムを構築していった。
5Gが登場すると、また、ガラッと世の中が変わるんだろうなぁ。
で、そもそも5Gって4Gと何が違うのかということも書いてある。
5Gは通信速度が4Gの20~100倍。最大秒速20ギガビット。基地局は1平方キロメートルあたり100万台の接続が可能。これも4Gの100倍。データの遅延速度は1ミリ秒。4Gは10ミリ秒なので、これも10倍(10分の1)。すげーな。そりゃ、世の中大きく変わりますよ。5Gになると今まで使われてきた周波数帯に加えて新たにミリ波帯も使うことになるので、基地局をあらたに作る必要があるのだけど、まぁ、日本の3キャリアは一気に設備を包めていくでしょうな。そして格安スマホと3キャリアの差は速度になるのでしょうな。そして、家庭用回線の光通信はどーなるんだろうな。
で、他に面白かった記事。
「LIXIL瀬戸氏が反撃開始 ささやかれる潮田氏の最終手段」
敵対することの多いFACTAと日経ビジネスの主張が一致した。もう、LIXILだめだろうな。もはや、上場企業じゃないだろう。そして、ガバナンスバカバカで赤字出しまくって、更にグダグダの社内政治のおかげで、なくなっちゃうんだろうな。LIXIL。
「愛車サブスクリプションサービスと言う提案 株式会社KINTO」
もう、自動車を保有するっていう考え方がなくなるんだろうな。保有する人はものすごいたくさんの自動車を保有して、それを貸し出すというビジネスをするんじゃなかろうか。
「デザインで経営を変える 佐藤オオキ氏」
おお。nendoの佐藤オオキさんが日経ビジネスに登場しましたよ!もう、それだけでワタシは嬉しいです。そしてnendoのような企業が、これからの企業としては正しい気がしてきたな。課題の発見から解決まで。そのプロセスの中でプロダクトをデザインして、そのプロダクトをソリューションとする。
「IMD流デジタルマーケティング講座② 5Cと7Sでもっと売れる」
今週はスイスIMD教授のドミニク・テュルパンさんのお話。5Cとは文脈(context)、顧客(customer)、競争(channel)、コスト(cost)で考えるとな。で、7Sとは戦略(strategy)、組織構造(structure)、システム(system)、人材(staff)、経営スタイル(style)、能力(skill)、共通価値(shared)なんだとな。
で、そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本。
- 作者: ローレンス・サマーズ,ベン・バーナンキ,ポール・クルーグマン,アルヴィン・ハンセン,山形浩生
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2019/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/05/24
- メディア: 文庫
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