WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2019.03.25

発行元:日経BP

 

感想

今週号の大特集は「凄い人材確保 人手不足知らず企業7つの秘策」ですね。もう、人手不足でビジネスが成り立たない、業務が回らない仕事がいっぱい出てきましたからね。人って重要なんですよね。でもですね、人手不足で成り立たないのは企業だけでなく、社会だってそうなんですよね。ある一定の人がいることでインフラが成り立つような仕組みになってるんだから。下水だって、誰も流さなかったら、だめになっちゃうのだから。

で、この特集でかたられている「7つの秘策」は、これ。

  1. 人がいる場所に開所を作る
  2. 周辺の強豪より600円時給高く
  3. 教育をe化し、早く一人前にする
  4. ある程度成長を諦める
  5. 外回り・繰り返しを業務から排除
  6. 新人をいきなり実践配置する
  7. 先端技術人材、社内で培養

このなかで、現実的なのが「1.人がいる場所に開所を作る」「3.教育をe化し、早く一人前にする」「6.新人をいきなり実践配置する」「7.先端技術人材、社内で培養」ですね。


最低時給とか、最低賃金を上げれば問題が解決する!って言っている方々がいますが、そういう壮大な社会実験をして「政府主導で大幅に最低賃金を上げると、失業率が上がる」ということを証明してくれた韓国があるから、それはだめで。

 

で、そんな今週号で面白かった記事。

 

「取締役会議長に禁じ手 日産は変われない」
すごいな、日産。ゴーンさんの騒動がいろいろあって、いまは取締役会議長がいないんだけれどね。この空席の取締役会議帳に「社外取締役を取締役会議長に」と提言したガバナンス改善特別委員会の委員長の榊原さん(経団連の元会長ね)を指名したんだってさ。もはや、「代打オレ」のレベルですね。日産はむかしから、どっちかに振れると凄いからなぁ。労組が強ければ労組に、ゴーンさんが強ければゴーンさんに、そしてコンプライアンスが強ければ、コンプライアンスにふれちゃうんだろうあ、と。


「日立化成と日立建機の切り離し検討 日立、御三家すら売却対象に」
なんと!日立建機日立グループから切り離されちゃうのね。そして、子会社はIoT系の事業に集中させるのね。

 

ケイ・オプティコム ユーザー囲い込みの極意」
いや~・・・ユーザーを囲い込むためにいろんな施策をするのはいいけれどさ、3大キャリアではなく、格安スマホにユーザーが何を求めているのかったら「安さ」なんだから、こういうイベントやらずに、経費を削減して、利用料金を下げるのが一番効果的な施策だと思うんだけれどな。そこそこ利用料金が高くても、手厚いサービス、楽しいイベントを求めるユーザーなら、格安スマホに乗り換えないと思うんだよね。

 

「空気から飲料水を作る装置 結露で世界を水不足から救う」
アメリカのスカイソースって会社が作った「水発生装置」がすごい。この文字面だけだと宇宙戦艦ヤマトとか、銀河鉄道999の世界だよね。どういう仕組かというと、湿った空気を冷やすことで水を作り出すだけなのよね。エアコン使うと結露が発生するのと同じ仕組み。冷却に必要な電力はバイオマス発電機で作って、バイオマスの残りカスは肥料になるんだと。すげーな。

 

で、そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。

 

入門 起業の科学

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