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マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ リーダーの最も重要な道具とは何か

著者:マッキンゼー・アカデミー クラウディオ・フェサー
訳者:吉良直人
発行元:ダイヤモンド社

 

目次

PART I  影響力とインスピレーションの特別な関係
CHAPTER 1 プロローグ ジェームズ・ロビンソンは自らの能力を証明する
CHAPTER 2 リーダーにインスピレーションが大切な理由
CHAPTER 3 最新研究で学ぶ影響力の科学
CHAPTER 4 脳科学が教えるインスピレーションの効能
CHAPTER 5 複雑な関係、複雑な仕事で影響力をどう使うか
PART II どんなときに人は、インスピレーションを感じるか
CHAPTER 6 何がいけなかったのか、わからない
CHAPTER 7 インスピレーションを与える技術
CHAPTER 8 共感できるポイントを見つける方法
PARTIII どんなインスピレーションに狙いを定めるか
CHAPTER 9「彼らはきみの退職を望んでいるよ」
CHAPTER 10 人の感情と心理的力学の分析法
CHAPTER 11 影響力を特定の個人にフィットさせる
CHAPTER 12 「カールの信頼を取り戻さなくてはならない」
PART IV 大規模な組織にインスピレーションを与える
CHAPTER 13 「きみに提案があるんだ」
CHAPTER 14 大規模に、意図的に影響力を行使する
CHAPTER 15 エピローグ そしてジェームズは語り始めた

 

感想

最近、やたらと話題になっている気がするマネジメントの本。生産性向上と、人手不足を乗り切るには、マネジメントがしっかりしないとだめなわけだしね、と。だから、マネジメントの本が人気なのでしょうね。「兵は優秀、下級幹部は良好、中級将校は凡庸、高級指揮官は愚劣」といわれている日本的な組織では、あり得なかった流れですよね。マネジメント職っていうのは上がりのポジションで、それまで滅私奉公してきた中高年がつくポジション、というのが、日本のマネジメントだったのに。

 

それが変わってきていると。優秀な兵隊だった人間が、そのままプレイングマネージャーとしてマネジメントになるのが、日本のできるサラリーマンのモデルケースであったのにね。

 

ということで、この本を読む。

 

書かれている内容は、「叱ってのばすというよりも、褒めて伸ばす」ということでしょうか?叱られて殴られて育ってきたワタシとしては、びっくりぽんなわけですよ。もちろん、今はそんなことをしていないのですけれどね。

 

そんなことをしていないから、マネジメントに悩むわけですよ。厳しいトップダウンがいいのか?それとも、ともに戦うリーダーがいいのか?

 

とおもったら、一発でトップダウンのマネジメントがだめだということを、本書は教えてくれました。

 

私たちの調査によれば、組織の健康度を第4区分から第3区分に移行させるのに最も効果的な状況に応じたリーダーシップ行動は、多くの場合、指示を与える「トップダウン」のリーダーシップ・スタイルである。すなわち、事実に基づいた意思決定を行い、効果的な問題解決を行い、健康度回復に積極的に焦点を合わせるのである。こうした行動が最も必要とされるのは、組織がひどい苦境にあるときだと思われる。 

 

え。。。

 

トップダウンというのは、ヤバそうな、修羅場な状態にある組織にしか、適応できないマネジメントなのね。良かったというかなんというか。わたし、トップダウンをやられるのも、やるのも嫌いなので、そんなマネジメントはしていませんけどね。

 

ビジョンを語って、共感を得て、ともに目標に向かって邁進するのが、組織として一番良い状態なんですとな。

 

強いポジティブな感情下の学習は、脳に定着しやすい 

 

ということが、研究結果として判明しているのだという。


強いポジティブな感情下ということは、つまり、モチベーションが重要ということだな。やらされている感ではなく、「これ、俺がやりたい!やるんだ!」という多いが重要。となると、モチベーター的なリーダーがいいってことになるわけだね。

 

浦和レッズオリベイラ監督のような、マネジメントがよいのね。
すごく話がずれるけれど。

 

じゃあ、では、ビジョンを語って、共感を得て、共に目標に向かって戦う姿勢を作るってのはどういうことかというと、それもちゃんと書いてある。

 

背伸びした目標を設定する。
作業を移譲し、説明責任をもたせる。
イムリーに建設的なフィードバックを与える
メンタリングを行い、人を育てる 

 

おお。これも、オリベイラ監督が率いる浦和レッズのマネジメントと同じじゃないか(しつこい)。
恐怖ではなく、やる気とビジョンで組織を支配する。
それが重要なのね。

 

でも、これって「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という山本五十六艦長の教えに近いような気がしたりもしますな。

 

 

マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ――リーダーのもっとも重要な道具とは何か

マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ――リーダーのもっとも重要な道具とは何か