発行元:日経ナショナルジオグラフィック社
目次
FEATURES
森を奪われるアマゾンの孤立部族
魅惑のクラゲ
テントを去る遊牧民
ハヤブサを守る
強制収容された日本人
PROOF
新しい光をまとった花
EMBARK
ラテン系の新種
チョコレートを守る
大気汚染が深刻な国
白亜紀の吸血ダニ
EXPLORE
サイを救え
剥製を作る道具たち
幻のようなクジラを追う
感想
今月のナショナルジオグラフィックの裏テーマは「進化することが本当に良いのか?自然は正しいのか?」ですな。まぁ、個人的な感想だけどな。
今、目の前で起きていることにかんじょうてきになるだけで、すべてが解決できるのか?というポイントですな。「森を奪われる孤立部族」と言われても、そもそもその部族は孤立していなかったのではないか?と。ポルトガル人や、スペイン人がアマゾンに侵略してきた時、その攻撃から逃げ出した。だから、孤立したということなのではないだろうか?と。プランテーションの経営で奴隷のように扱われたことから逃げたというのもあるだろう。
アマゾンの違法伐採は当然、だめなことであるが、そもそも原住民を孤立させてしまったのは西洋文明であるしな。ヒトとサイを同列で扱うのもどーかと思うけど、スマトラサイの話も同じ。サイの生息域を分断させてしまったのは人間だけど、スマトラ島に生きてる人々だって生きなければならないし。
生きるといえば、イランに住む遊牧民の生活を追った「テントを去る遊牧民」。イランの西部に住むパクティアリ族のお話。自然環境が遊牧に適さなくなってきたと言うのもあるし、近代化された生活に触れるようになったから、というのもある。悪の枢軸のように語られるイランだけれど、この写真から見える世界は穏やかで平和だな。
そんな中東の話でもある「ハヤブサを守る」も、面白いね。ドバイの王族、皇太子がハヤブサの繁殖に力を入れているのだとな。ドバイ、また行きたいなぁ。最先端とアラブの歴史が絶妙に混ざり合っていて、好きなのよね。
そして「強制収容された日本人」。そうなんだよね。強制収容されたのは日本人だけ。イタリア系アメリカ人や、ドイツ系アメリカ人は強制収容されなかった。イタリア系、ドイツ系ともにアメリカ社会の下の方で生活していたけれど、日系人のようにはならなかった。敵性国家の人間だから以上に、アジア人だからという人種差別があったのだろうな。そして、その人種差別はなくなったのか?戦争や、テロをきっかけに人種差別がでてくるのでないか?と思ってみたりする。
そんな今月号を読んでいたら、こいつが欲しくなった。
植村直己氏の北極探検で使用されたオリジナル版から防水性を1000mに向上させたSEIKOのダイバーズウオッチ。
800本限定かぁ。
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そんな今月号を読んでいたら、読みたくなった本。
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- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
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