発行元:ネコ・パブリッシング
目次
クラシック四駆で行こう
・2台目はクラシック・レンジローバー
・ジャパン・ランドローバー・デイ / 70年分の壮大な歴史絵巻
・ジムニー / 軽四駆のエバーグリーン
・ランドクルーザー / 四駆×デザインの意欲作
・ランドローバー・シリーズ1 / 初めての週末
・編集部が薦める“新型四駆”たち
・初めにジープとピックアップありき
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ランボルギーニ、隠れた名車の50周年を祝う
短期集中連載~イタリアの自動車趣味人を訪ねて
国産旧車発見~ホンダS800クーペ
他
感想
やばい。無条件に面白い。自動車雑誌の中ではそれほど歴史があるわけでもなく、知名度があるわけでもないカーマガジン。しかし、エンスーであることにかけては東洋一で、ジャーナリズムとか、公平性とかどーでもよくなる世界を築き上げて来た自動車雑誌。
ワタシの古巣。正しくは古巣の隣。同じフロアだった。キャプションを書くのに参考書籍を何冊も読まなければならないんだよ。そうやって、よく言われてました。
おもいっきり、無駄な知識の塊。効率性とか、生産性とか、そういうのと対極にある世界。webの仕事をやりつつ、雑誌の仕事をしていたワタシは、その非効率性に嫌気が指し、そして未来を感じることができなかったために転職したのだけど、実は違いましたね。
カーグラフィック、NAVI、モーターマガジン、モーターファン、Car and driver、ベストカー、カートップ…山のようにあった自動車雑誌の数が減り、クオリティが下がった2019 年、一番面白い自動車雑誌はカーマガジンだ。
なぜか?
クルマに寄ってないからだよ。人によっているからだよ。スペックじゃないんだよ。使い方、生き様なんだよ。
この手の自動車雑誌で忌み嫌われることの多い四駆とSUVが、今月号ではスーパーセブンや、エランを語るように愛情いっぱいに語られていた。
初代レンジローバー、W460ゲレンデヴァーゲン、つまり230GE、ジムニーSJ30、ランクル56。もちろん、最新のSUVも紹介されていた。
1989 Mercedes-Benz 230 GE Long-wheelbase Station Wagon
けど、他の自動車雑誌にはありがちな、「売れてはいるんだけど、人気はあるんだけど…」というエクスキューズがない。愛情、それも偏愛に溢れている。
これだよ。自動車雑誌にモトメテイルノ。すそ野が広がらないとが、一見さんお断りとか、いろいろ言われそうだけれども、マニアックに思われる最初のハードルを超えてしまえば、ひたすら面白い。
昔から行われている愛車のレポートも、ホントに愛車のレポートだからな。書いてあるコ細かい内容を理解できなくても、記事を書いている人間の面白さは伝わるからね。
CAR MAGAZINE(カー・マガジン) No.487 (2018-11-30) [雑誌]
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
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