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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さん「カンマニ」が綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

貴の乱―日馬富士暴行事件の真相と日本相撲協会の「権力闘争」

著者:鵜飼 克郎/岡田 晃房/別冊宝島特別取材班
発行元:宝島社

 

目次

1 「裏金顧問」小林慶彦氏をめぐり土俵外のガチンコ対決 貴乃花vs八角理事長「因縁の原点」「密室の120分」議事録スッパ抜き!
2 「パチンコ裏金」「国技館改修利権」の内幕 「小林慶彦顧問」の知られざるルーツと裁判で分かった「裏金問題」の全真相
3 「USB差し込み事件」で修羅場が発生!貴乃花親方と親密な“お局職員”と相撲協会の知られざる「退職金訴訟」
4 わずか2票で落選―深刻な求心力低下 ドキュメント「2・2理事選」貴乃花「玉砕落選」の全内幕
5 相撲協会「一括管理」のルールは骨抜きに 「借株」「売買」何でもあり公益財団法人でも進まない「年寄株改革」のお寒い実態
6 日馬富士「暴行事件」をめぐる暗闘 協会調査を否定する「貴乃花文書」と白鵬vs貴乃花の暗闘
7 モンゴル同盟に属さない「ガチンコ力士」も多数存在 貴乃花親方が許せない「モンゴル互助会」の知られざる仕組みと掟
8 「貴乃花潰し」で得する者は誰もいない 角界の未来を暗転させる貴乃花相撲協会の長く不毛な対
9 国技に忍び寄る「いまそこにある危機」 最古参記者が語った「貴乃花改革」への疑問と横綱の「あるべき姿」

 

感想

貴乃花の戦い。


日馬富士貴ノ岩のいざこざに始まる、相撲協会に閉じた暴力問題という認識しかなかったのですが、その認識に問題はありませんでしたね。

 

プロレスに当てはめると、認識に問題があるといえば、ベビーフェースと思っていた貴乃花親方が、実はヒールだったということでしょうか?
ただ、ヒールってベビーフェースよりも圧倒的にプロレスが上手じゃなければ駄目だしなぁ。

 

で、貴乃花はそこまで、プロレスがうまくなかった、と。

 

貴乃花はガチンコ相撲が身上で、それを売りにしていたわけだけれど、立ち居振る舞いが賢くなかったと。

 

北の湖親方や、九重親方(元千代の富士)は、星のやり取りの総合商社だったわけだけれど、立ち居振る舞いは賢かった。敵は作らず、角は立てず、いろいろと組織内を調整して、持ちつ持たれつの関係を作っていた。

 

そうじゃなければ、星のやり取りなんてできないしな。

 

で、そこで話が終わっているのであれば、平和だったのだけれど、貴乃花親方は純粋すぎた。

その純粋さを、星のやり取りとか、ガチンコずもうとか、どーでもいいよう闇の紳士に利用されてしまった。

星のやり取りとorガチンコという対立軸に「金」という対立軸を入れてしまった。

星のやり取りは星をやり取りするだけであって、金のやり取りは発生しなかったんだよな。

 

豊富な資金はあるけれど、そこまでおつむは賢くない。

そりゃ、闇の紳士がニコニコしながら近寄ってきますよね。

 

個人的にはガチンコ相撲を柱にした貴乃花親方率いる新日本相撲協会と、北の海・九重(千代の富士)の王道スタイルを柱に据える八角親方率いる前日本相撲協会と、白鵬を始めとした海外勢が中心となる国際相撲協会の三つ巴の戦いが見たかったですな。

 

そして、貴乃花親方といえば、奥さんとの離婚と、靴職人である花田優一さんの色んな話。部屋も家庭も、うまく率いることができなかったのかしら?なんて思ってしまうわ。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

靴の納期遅れを巡る金銭トラブルが報じられたことについては「抗議した内容もある」と一部の報道を否定。靴は1足あたり2週間の製作期間がかかるといい「納品までお待たせし、キャンセル対応をすることもあった」と明かしたが、「僕にとって靴を作らなくなると全てがなくなる。今後は技術、スピードも向上させていきたい」。タレント業については「できればありがたい」と“二刀流”に意欲を見せた。

 

って、ビスポークの靴って2週間で出来ちゃうの????という素朴な疑問が。

貴乃花親方の息子さんがイタリアで学んできた靴の作り方って、どんな作り方なんだろう。。。