目次
序文
2011.03-2014.06 事故発生から本書の撮影まで
2014
構内地図
汚染処理工程
2015
遮水壁・サブドレン・地下水ドレン
2016
構内の放射線防護装備
現場点景
2017
原子炉の現況
廃炉工程
廃炉技術の研究開発
感想
東日本大震災によりメルトダウンを起こした福島第一原子力発電所。
その廃炉の工程の写真集です。
「2013年以前の写真は?」と思ってしまうが、2013年以前は構内で写真を取ることも、ままならなかったのでしょう。
序文で「東京電力の協力を」的なことが書かれていましたが、福島第一の写真を撮影することは、それほど危険なことだということなのでしょう。
イデオロギー的には。
なにか、怖いよね。福島第一の廃炉作業が上手くいっては困る人がたくさんいるのでしゅう。
そうなのです。
この写真集ではフクシマではなく、福島なのですよね。イデオロギーにそまり、事実を認めない方々とは違うということを意味しているのでしょうな。
まるで北斗の拳的な世界を想像していたのですが、写真に映る福島第一はフツーの現場のようでした。時折見える、破壊された原子炉建屋が、「ここが現場なんだ」と思い出させますな。
ただ、フツーにみえるその空間にも、放射線量がおおい場所もあるのでしょうな。
そして、確実に廃炉作業は進むのだろうな、と感じるわけですよ。
そうそう。
チェルノブイリ原発って、爆発した原子炉以外は21世紀近くまで運転し続けたのよね。
真実を知ることが重要よね。