WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2018.06.04

 

発行元:日経BP

 

感想

 

大特集はビッグデータが語る2030年の負動産」
不動産ではなく、負動産。
当たり前ではなかろうか。人口が大きく減少します!ってことで、住宅・建築・不動産以外の業界は海外に市場を見出そうとしているのに、住宅・建築・不動産は基本的に国内目線。ちなみに、1968年時点で住宅数は世帯数を上回っていたのだから、昨日今日の話ではないのよね。


で、住宅数>>>世帯数なのを、税制と金融で隠していたわけですが、もう、そうはいかなくなった、と。郊外の団地がゴーストタウン化しているという話ですが、都心のタワマンや、極狭アパートも、間違いなくゴーストタウン予備軍だろうね。すべてがゴーストタウンになることはないけれど、キレイに管理されているタウン&極狭アパートと、在りし日の九龍城のようになるタワマン&極狭アパートが出てくるか、と。

 

しかし、それにしても田んぼ潰して作ったサブリースなアパートとかどーするのだろ?田んぼや、畑のまま放置していた方がお金かかりませんでした、となりそうね。あと、生産緑地問題な。ここにもサブリースなアパートが建ちそうだけれども、それで喜ぶのはデベロッパーだけだね。生産緑地地方自治体が譲り受けて公園にすべきだね。

 

そもそも、海外の方々を期待するのも、間違ってますわ。それにさ、テレワークだ、裁量労働制だってなると、朝からしっかり定時に会社に行く必要がなくなるから、今のような住宅スタイルである必要はないのよね。

イロイロと考えさせられた特集ですな。

 

で、他に面白かったのは、こんな記事。

 

「トランプ米政権、自動車関税25%引き上げか 笑うドイツ勢、泣く日本勢」
イヤイヤ、くくりがでかすぎるだろwトヨタ・ホンダ・日産に関してはアメリカ生産モデル、ものすごくあるぞ。日本から輸出されているモデルのほうが少ない。ヤバイのはスバルとマツダ。そして、アメリカから撤退しているスズキや、ダイハツは関係ないし。
ドイツ勢だって、ヨーロッパフォードがある。アメリカじゃ、フォードとして販売されるわけでな。
全体を見ながら、細かいところも見る必要があるかと。

 

「エーゼロ ウナギ養殖・地域での起業支援 ウナギに挑む地域密着企業」
そんなうなぎの養殖ったって、シラスウナギを捕獲して、それを育てるだけだろう。絶滅しそうなうなぎの稚魚をとって、何をするのだ???地域密着やら、地域振興やらでかっこつけても、ウナギの絶滅速度は変わらないじゃないか!と思いながら読み進めていたら、おとなになったウナギを、ちゃんと放流しているのだって。えらい!そうなのよ。鮭は稚魚を放流して資源確保を図っているのよ。稚魚をとってしまうウナギであれば、卵を産卵する親ウナギを増やさないとダメなのよ。読み始めたときの気持ちと、読み終わったときの気持ちがこんなにちがうとは!

 

「迷走するテスラに買収の憶測」
テスラの買収に名乗りを上げている(上げそうだと考えられている)のが、FCAソフトバンク、アップル、グーグル、テンセント、バイドゥ、アリババ・・・まぁ、すごい会社が並んでおりますな。なんとなくですが、ちゃんと工業製品を大量生産する技術を持っている企業が買収したら、テスラは復活しそうだけれどね。

 

で、そんな今週号を読んでいたら、こんな本を読みたくなりましたな。

 

ビジネス大変身! ポスト資本主義11社の決断
 

 

 

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