目次
第1章 投資信託はそんなに甘くない
第2章 投資信託選びの下準備
第3章 投資信託はこう選ぶ
第4章 購入後のチェックと売却
感想
この会社自体が日本において投資信託の格付け評価を中心として、アナリストらによる世界規模の金融・経済情報の提供を機関投資家およびセミプロな個人投資家向けに手がける企業である(ウィキペディアより)なので、かなりのポジショントーク、というか、モーニングスターのサービス紹介になっているわけですが、そこを差っ引くと、かなりまともな、金融のお勉強本だと思えますな。
投資の入門編として位置づけられる投資信託だけれども、そんな入門編だからといって「なめて大丈夫」な作りにはなっていないと。
少額から始められるとか、比較的リスクが低いとか、配当金が受け取れると(毎月分配型ですな)か、そういうのは「証券会社」にとって良いことだから、個人投資家に、そのウリ文句で投資信託を販売しているんじゃないのかしら???なんて、性格がよじ曲がっているワタシは思ってしまうわけですよ。
何しろ、今、証券会社が求めているのは新規口座数の拡大だと思われるからね。であれば、新規口座拡大に寄与するであろう、プロモーションを必死になって見つけ出すわけですよね。
だから、それに乗ってはいけません、と。
じゃあ、どーやって投資すればいいのか?ってはなしなのですが、まず一番最初に決めなければいけないのは、目標。なんのために・いつまでに・いくら貯める必要があるのか?を決める、と。
それが決まると、投資期間と必要な利回りが見えてくるので、そこから投資すべきファンドの候補を見つけ出す、と。で、その候補を見つけ出したら、目論見書を読んで、「どのファンドが良いのか?」を絞り込んでいく、と。
で、購入して終わりなのではなく、ちゃんと定期的にポートフォリオを組み直していく必要がある、と。で、成功のポイントは分散投資である、と。
Projectと同じで、ちゃんとゴールを決めて、PDCAサイクルを回していかなければいけないのね。