ついにというか、要約というか、ようやくでましたね。議事録作成サイト。
「Recording Studio」はChromeで録音した音声を文字で書き起こしてくれるサイトです。
会議中にレコーディングONにしておけば、会議の議事録が自動的に作成されますね。書き起こしだけでなく、実際の音声もあとから再生できるので便利です。
Google Chromeでアクセスし、「recording start」ボタンをクリックすると録音が開始されます。リアルタイムで拾った音声を日本語で書き起こしてくれますよ。文頭にはタイムスタンプがつきます。
録音を終了すると、下部に音声データが表示され、あとから再生して内容の確認ができますよ。
仕組み的にはGoogle音声入力使えばいけるんじゃなかろうか?なんて個人的には思っていたものの、実際にやってみるまでには至らずね。
そしたら、すでにサービスとして確立されてしまいましたね、と。
議事録。
そりゃ、大事ですよ。でもですね、無駄な形式というか、ある意味、様式美のようなフローと、フォーマットと、書き方が確立されており、そのお作法にのっとると、完成するのは会議終了から1週間後とか、わけわからない状態になったりしますからね。はっきりいって、無駄でしか無いですよ、1週間後にシェアされた確定版の議事録を出してきたって、内容覚えてねーって-のw
議事録もですね、ちゃんと書き上げることができるスキルを持っていれば、ソレはそれで凄いことなんですよ。
でも、なかなかそのスキルを身につけることができない。そもそも、議事録が何であるかを勘違いしている人が多いからねぇ。
議事録は会議内容をログじゃないんだと、何度言ったことか。「それ、発言録じゃねーか?」と。
議事録に最低限必要な情報をみんな、そもそも知らなかったりするのよね。それは、この3ツヨ。
- 何について議論をしたのか?
- 各テーマについて、どのような理由で、どのような結論になったのか?
- 各テーマについて、ネクストアクションはどのようになっているのか?
この三つの内容をどれだけすばやくまとめることができるのか?が、「こいつ仕事できるな」と判断できるポイントだったりするのですよ。
議事録作成から、仕事の仕方とか、プロジェクトの回し方を学んだりしたんだけれどね。「Recording Studio」のようなサービスができてくると、そういう機会も減ってしまいますなぁ。
まぁ、多くんの若者が「めんどくさい」とおもっている議事録作成ですから、「「Recording Studio」で、その面倒くささから解き放たれて、大喜びかもしれませんけどね。
そして、このサービスは「議事録が出てくるまでに1週間」とかではないので、自分の記憶が鮮明なうちに、記憶と決定事項にずれがないのかを確認できるから良いですね。
こういうシンプルな議事録をちゃっちゃと書き上げる利点は、元USJの森岡さんも述べてたりするのですよね。
ちなみに、森岡さんの議事録の書き方は
①その会議の目的が何だったのか?
②そして結論はどうだったのか?
③結論に至る議論された主な理由は何だったのか?
④結論に基づき、関係者が次に取るべきアクションの明示(誰が、何を、いつまでにするのか?)これだけをそっこうでまとめて、他部署や上司など一切忖度することなく、自分の理解に責任を持って書いてそのまま一気に関係者全員に出せば良いのです。「内容が皆様の理解と異なる場合はご一報ください」と一行だけ最後に書き添えて。
だったりします。この内容が記載されている本は『:マーケティングとは「組織革命」である。』だったりします。
マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド
- 作者: 森岡毅
- 出版社/メーカー: 日経BP社
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そりゃ、議事録づくりはめんどい作業だけれど、ちゃんとした議事録が作れるようになれば、スキルは一気に上るんだけれどな。でも、多くの人々はその重要性に気がついていない。それどころか「議事録ってただ、ルーティーン的にこなせばいいんでしょ?」なんて思ってたりするからな。
そういう人の仕事は「Recording Studio」に奪われちゃうんだろうな。