目次
第1章 トモダチ作戦の舞台裏
第2章 嵌められた「ゆすりの名人」報道
第3章 横紙破りの外交官として
第4章 アメリカは日本を手放さない
第5章 沖縄「反基地」政治家との戦い
第6章 日米同盟の内幕
第7章 七転び八起きでいいじゃないか
感想
この本の反論を求めますね。
感情的なものではなく、論理的に。
出来れば証拠も添えて。
本当に言ったのか、いっていないのか、その他もろもろを含めてね。
で、そんな話はさておき、この本、いろいろ刺さるフレーズが満載です。
たとえば33ページ
先を見越して、次々に先手を打っていく。状況に流されるのではなく、状況を支配することが大切だからです。
いや、おいらもそういう人生を送りたいです。
流されるのではなく、流していけってw
で、39ページ
福島第一原発の入ろまでには20〜30年はかかります。だが、その前に使用済み核燃料棒や、放射能に汚染された瓦礫、汚泥を収容するキャスクが大量に必要になる。キャスクはいますぐにでも発注しておかなければいけませんが、日本政府も東電も長期戦略がかけており、大量のキャスクをどう用意すべきか、まだ決まっていないのが現状です。
ここにも、失敗の本質感ですね。
全体が見えるとほんとうに必要なことが分かってくるのですが、全体が見えていないので、無駄に細かいことにこだわってしまうわけで。
あと、51ページ
米軍の歴史を振り返ると、米軍の優位性は最新鋭の兵器を保有しているためだけでなく、ロジスティックの強さによってもたらされています。
ですよね。
そう思います。
だって、世界中に軍隊を展開したって、その軍隊が有機的に動かないと意味はないのですから。
あと、126ページ
沖縄からは東京よりも北朝鮮平壌のほうが近いのです。日本最西端の与那国島から台北までは110kmにすぎず、台湾海峡有事の際は戦略拠点の1つになるでしょう。沖縄ーベトナム・ハノイ間は沖縄ー札幌間とほぼ同距離だし、沖縄ー上海間と沖縄ー佐世保間もほぼ同じ距離にあります。
物事一つの方向からばかり眺めていちゃダメってことですよね。
でも、みんな物事をひとつの方向からしか見ようとしないんですよね。
そんなわけで、ソッチ系の人々の反論を読みたいですな。
感情的なものではないものをね。