自分へのクリスマスプレゼントを探しに、アマゾンをウロウロしていたら、とんでもないものを見つけちゃいましたよ。
タミヤ 電動RCカー 特別企画 No.70 1/10RC いすゞ ミュー TYPE X CC-01シャーシ 47370
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2018/06/02
- メディア: おもちゃ&ホビー
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いすゞ・ミューのRCですよ。
凄いな、タミヤ。
いすゞのピックアップであったロディオや、看板SUVであったビッグホーンのコンポーネントを利用して作られたスペシャリティーカーですな。丸っこいボディにずんぐりむっくりのデザイン。ワイドに張り出したブリスターフェンダーに、ファットなタイヤ。鳥山明センセの漫画に出てくるようなデザインであり、なおかつ、チョロQのようなデザインでもあったSUVに、そこそこ人気が集まったのよね。
でもね、そこそこの人気だった。
3ドアだからね。
なので、5ドアのウィザードが登場することになるのですがね。
でもね、このラジコンは初代の後期型モデル。UCS55DWMだね。
ワタシが大好きだったのは初代の前期型。それもハードカバーモデルではなく、ソフトトップモデルのUCS17DH。
Web上で画像検索しても、なかなかなかなか、初代の前期型のソフトトップの画像が出てこないのよね。
ハードトップであれば、たくさんの情報が出てくるんだけれどね。
と思ったら、この本にありましたよ。
ソフトトップの初代ミュー、USC17DHの写真が。
世の中には好きな人がいるものですね。
ミュー、ソレも初代ミューに関してのこういう記事もあるくらいですからね。
スポーティなボディを支えるフレームは、ロデオなどにも使われる梯子型を切り詰めて採用する。ホイールベースは2330mmに設定。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアが半楕円リーフスプリング式を採用し、クルマの性格に合わせて足回りはやや固めにセッティングした。動力源はビッグホーンにも積む4ZE1型2559cc直列4気筒OHC(120ps)のガソリンエンジンを流用。トランスミッションには5速MTを組み合わせる。駆動機構には、これまたビッグホーンと同様のパートタイム式4WD(2H/4H/4L)を搭載した。
いすゞ渾身の新SUVは、“mysterious utility(ミステリアス・ユーティリティ)”の略である「mu(ミュー)」という車名を冠して1989年4月に発表、5月に発売される。グレード展開はソフトトップ(バン登録)とハードカバー(ワゴン登録)、そしてハードカバーにメッキパーツ(バンパー/グリル/ドアミラーカバー)を組み込んだハードカバー・ブライト(ワゴン登録)という3タイプを設定していた。
市場に放たれたミューは、当時のクルマ好きの大きな注目を集める。その評価は賛否両論。賛成派はデザイン性の高さや新ジャンルへの意欲を絶賛し、一方の否定派は税率の高い3ナンバー規格のガソリン車(ハードカバー)にもかかわらず2シーターという無駄なパッケージングを問題とした。ただし、両派に一致する肯定的な見解もあった。ユニークで存在感の高いルックスである。ついたニックネームは“実車版チョロQ”。
そう。
無駄の塊だったのですよ。大柄なボディなのに二人しか乗れない。二人しか乗れないのに、荷物も乗らない。そして、ATすら設定されていないw
でも、かっこいいんだよな。
やたら効率を求める21世紀にあって、こんな無駄の塊は存在していない。中古車を見つけ出して、レストアしようとしても、そもそもベース車両すら見つからない。二代目のミューは、たまに出てくるんだけれどね、中古車。
二代目のミュー、UES73EW / UES25EWのデザインは、中村史郎さん。かっこよさだけでなく実用性も併せ持つSUVに生まれ変わったんだよね。そして、ソフトトップも用意されていたりした。
でもね、初期型のようなおおらかな無駄さが、なくなっちゃっていたんだよね。
で、そんな二代目であれば、すべて本が出てるんだよね。で、Kindleで買うことができる。
わたし、出版された当時に買っていたなぁ。