発売元:日経BP社
目次
第1章 BtoBマーケティング最前線
1 マーケティングオートメーション
2 アカウントベースドマーケティング
3 コンテンツマーケティング
4 インサイドセールス
第2章 マーケティング手法のポイント
5 メールマーケティング
6 セミナーマーケティング
7 動画マーケティング
8 マンガマーケティング
9 オムニチャネルマーケティング
第3章 プロが教えるマーケティング施策
10 サバイバルマーケティング
11 リードナーチャリング
12 デジタルシフト
感想
IT Proに連載されれいたB2Bマーケティングの話しをまとめた1冊。
収録されているのは
・マーケティングオートメーション
・アカウントベースマーケティング
・インサイドセールス
・メールマーケティング
・セミナー・マーケティング
・動画マーケティング
・マンガマーケティング
・オムニチャネルマーケティング
・サバイバルマーケティング
・リードナーチャリング
・デジタルシフト
「あぁ。。。」というところも多かったけれど、かなり使える箇所もたくさんありました。それはどこかといいいますと。。。
マーケティングオートメーションの箇所ではMQL(Marketing Qualified Lead)、SAL(Sales Acepted Lead)、SQL(Sales Qualified Lead)の説明がなされているのですけれど、で、どこまでがマーケティングオートメーションの領域なのか?どこからがSFAの領域なのか?が説明されているのですけれど、それはSALなのですけれど、ここでマーケティングオートメーションからSFAにシームレスに情報が伝わらないと意味無いですよね、
とか。
コンテンツマーケティングの箇所では「集客型コンテンツ」と「引き金型コンテンツ」と「教育型コンテンツ」をしっかり分けて、考えろよ、と。そして、コンテンツを単体で作るだけでなく、前後の文脈をきっちり考えろよ、と。
で、オムニチャネルの箇所では「オムニチャネル実現のためのキーポイント」が整理されているのですな。
それは(150ページ)。。。
1.顧客中心による、組織横断的な顧客戦略・業務プロセスの再構築
●従来型の商品単位、チャネル分断を排するための組織横断CRM(顧客関係管理)組織とマネジメント層の関与
●従来型KPI(重要業績評価指標)の再設計、縄張り意識の解消(リアルとネットでの顧客の奪い合い)
●顧客にとって利便性の高いカスタマージャーニーマップの設計
●高コストの対面チャネルと低コストの非対面チャネルの効率的な連携
2.カスタマーシングルビューの実現と顧客インサイトの一元管理
●全顧客タッチポイント情報の一元管理
●顧客インサイトを導出する分析エンジンの一元管理
例)ライフスタイルセグメントモデル、レコメンドモデル、商品制約予測モデル、イベントなど
3.チャネル間を連携するリアルタイム・システム基盤
●インバウンド/アウトバウンドを問わず、チャネル横断で、顧客コンテキストを理解した一貫性のあるシナリオ設計・コンタクト管理
●インバウンドニーズ発生時に、適切に即応できるリアルタイムオファー
オムニチャネルとはなんぞや?と問われた時に、これを説明すれば終わるわね。長いけれど。
あと、良いマーケティングってなんぞや?ということも端的に説明されているのですわ。それは(176ページ)。。。
1.達成したい目標から逆算して設計されている
2.目標到達までの仮定が数字で語られている
3.いつ、誰が、何をするかが明確である
4.社内で共有して一丸となれる
5.継続的にPDCAを回せる
だそうな。
で、これをもっとシンプルに言い表した言葉が171ページにある。それは「目的とする成果を達成するためのプランを事前に設計しているかどうか」ということですわ。これをしているかしていないかで、成功率が大きく変わってきますとな。
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タイトル:B to Bマーケティングの基本
発売元:日経BP社
おすすめ度:☆☆☆☆(具体的に使える本ですな)