WEB銭の読書メモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

僕は君たちに武器を配りたい

著者:瀧本哲史
発売元:講談社

 

目次

はじめに
第1章 勉強できてもコモディティ
第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第6章 イノベーター=起業家を目指せ
第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
第8章 投資家として生きる本当の意味
第9章 ゲリラ戦のはじまり
本書で手に入れた武器

 

感想

いや〜、この本に出会えてよかった。

でも、もっと若いときに出会いたかった。

多分想定読者層は20代前半でしょう。

20代で、この本に出会えた人は幸せだね。

 

この本に書かれている内容に嫌悪感を覚える人もいるでしょう。

でも、それはそれです。

自分は幸せになりたい。

そして、みんなを幸せにしたいのなら、この本を読むべきですな。

 

いろいろ刺さりまくりなのですが、そんな刺さったところをを記していきます。

 

まずは7ページ

 

投機ではなく投資の考えを身につけること。投機家ではなく真の意味での投資家になることだ。一攫千金を狙うのではなく、自分の時間と労力、そして才能を何につぎ込めば、そのリターンとしてマネタイズに回収できるのかを真剣に考えよ、ということなのだ。


なんかしりませんが、いつの間にかこの国でお金儲けはダメなことになってしまったので

でも、おいらはこの考えを支持しますな。

自分が何に向いて、何をすべきなのか、最近見えてきました。

 

で、20ページ

 

実は福沢諭吉が『学問のすゝめ』という書物によって伝えたかった真意は「人間は平等である」ということではない。彼は「学問をすることで人間に差がつく」と宣言したのだ。


おおおお!

平等なのは最初だけで、そこから差がつくってことだったわけだ。

ということで、『学問のすゝめ』を読みたくなった。

そして、何でもかんでも本を読みたくなったw

 

で、31ページ

 

さて、私がここで声を大にしてお伝えしたいことは。「コモディティ化するのは商品だけではない」ということだ。「コモディティ化」は商品だけの世界ではない。労働市場における人材の評価においても、同じことが起きているのである。


あと、40ページ

 

スペシャリティになるために必要なのはこれまでの枠組みの中で努力するのではなく、まず最初に資本主義の仕組みをよく理解して、どんな要素がコモディティスペシャリティを分けるのか、それを熟知することだ。その理解がなければどれだけハイスペックなモノやサービスを生産しても、コモディティの枠に入れられ、一勝低い賃金にとどまることだろう。


あれなんですよね。

自分が生きて行く分野、伸ばすべき得意な分野、勉強すべき分野についても、先ず下調べをせなアカンということですな。

まぁ、最初に情報収集が多方向多方面からできるってことが判っていなきゃ、ってか、それができないとだめなんだけれどね。

そんなわけで、情報収集の訓練もしなきゃね。

 

 

で、50ページ

 

これからも資本主義を支える根本的な原理が「より良いものが、より多く欲しい」「同じものなら安いものが欲しい」という人間の普遍的な欲望に元づおいているからである。


あと、54ページ

 

では、どういう人ならば資本主義の社会でお金を増やすことができるのか。簡単にいえば、「より少ないコストでみんなが欲しがるモノを作った人である」


とか

 

 

あと52ページ

 

ところで計画経済においては農作物の生産から食料の配給、物資の輸送、そのすべてが完了のコントロール下にある。個人が自由意志で関与することは許されない。官僚は自分が予想できなかったことは「世の中のほうがおかしい」と考える。

 
とか

 

あと65ページ

 

なぜなら労働者の賃金が下がったのは、産業界が「派遣」という働き方を導入したのが本質的な原因ではなく、「技術革新が進んだこと」が本当の理由だからだ。自動車産業に代表される工場のラインがオートメーション化され、コモディティ化された労働者がそこに入っても高品質の製品が作られるようになったことこそが賃金低下のほんとうの原因である。


とか

 

 

71ページ

 

ごくまれに、人によっては就職せずにいきなり起業して成功をおさめる人もいるが、ほとんどは失敗する体。卒業した手の学生が起業するときに一番良くある失敗は「コモディティ会社」をつくってしまうことだ


とか

 

86ページ

 

「ブームとなってから投資すると死ぬ」というのが投資の鉄則だ。誰も投資など考えられない、焼け野原のようになっているときに投資して、誰よりも早く実った果実を回収し、「まだまだ儲かる」と普通の人が思い始めるタイミングでサッと身を引く。


とか

 

99ページ

 

投資の世界では「高すぎる株は買ってはいけない」というのが常識である。


とかね。

 

 

投資って超生々しい世界にある普遍的なセオリーを調べましょう。

そこでは、文字通り人の生き死を分けるようなノウハウが積み重ねられているわけですからね。

まぁ、そんな情報自体にトラップが仕掛けられていたりするのですが。

そこを見抜くのも修行ですよね。

 

 

で、103ページ

 

どのような会社に就職すべきか悩む人に、最後にこの言葉を送りたい。高級ホテルチェーンを世界で経営するマリオット・グループはホテルマネージャの心得として次のように述べている。「従業員に対してはお客様のように接しなさい。そうすれば従業員はあなたが接したようにお、お客様に接するでしょう」つまり、従業員を大切にする会社は顧客を大切にする会社なのである。逆にいえば、顧客を大切にしない会社は従業員も大切にしない会社なのだ。会社のビジネスモデル自体がお客さんを小馬鹿にしている、あるいは馬鹿なお客さんをターゲットにしている会社は長期的には未来がないと考えていいだろう。


いや、マジそう思うわ。

そして、お客さんを馬鹿にしているような会社、馬鹿な人を対象としている会社では働きたくないと思いますもの。

 

 

で、101ページ

 

大量のコマーシャルを売っている会社、「流行っている」商品サービスを売る会社を気をつけよ!


とか

 

同じく101ページ

 

生産性の低い40代50代の社員が幸せそうにしている会社には入るな


とか

 

 

112ページ

 

つまり儲かる漁師を分類すると次の6つにそのタイプを説明することができるだろう。
1)商品を遠くに運んで売ることが出来る人(トレーダー)
2)自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
3)商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることが出来る人(マーケッター)
4)全く新しい仕組みをイノベーション出来る人(イノベーター)
5)自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)して、リーダーとして行動する人(リーダー)
6)投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)


ここがこの本で一番有名な箇所ですね。

職種を6つに分ける。

でも、その前にダメダメ会社を分ける話があったんですよね。

 

 

で、126ページ

 

マーケッターとは端的に定義すると「顧客の需要を満たすことが出来る人」のことだ。大切なのは「顧客自体を新たに再定義する」ということである。つまり、人々の新しいライフスタイルや、新たに生まれてきた文化的な潮流を見つけられる人のことを指す。自分自身でなにか画期的なアイディアを持っている必要はない。重要なのは世の中で新たに始まりつつある、かすかな動きを感じ取る感度の良さと、なぜそういう動きが生じてきたのかを正確に推理できる分析力である。さらに売るものは同じでも「ストーリ」や「ブランド」といった一見捉えどころのないふわふわした付加価値や違いを作れることだ。


ここがおいらの生きる道だと思う。

身につけるのは分析力と、アウトプットする力だ。

 

で、137ページ

 

現代のビジネスではあらゆる業態で、いかにコモディティ化しないストーリえを商品を作り出すことができるかが死命を分ける


とか

 

 

あと139ページ

 

ユニクロの最大の発見はファッションのマーケティングを変えたことにある。それまでファッションビジネスは基本的な顧客の分類として「男性と女性」「ハイエンドとローエンド」の4分類を基本としていたが、ハイエンドとローエンドの間には「ストリート系」「モード系」「ゴシック系」「カジュアル系」などなど無数のセグメントが存在し、それぞれのメーカーがひしめきあっていた。しかし、ユニクロはファッションを「マス向けとそれ以外」の2種類しかないと考え、自らはあくまでも「マス向け」に商品を作ることを徹底したのである。


とか

 

171ページ

 

もしあなたの会社で成功するまで続けよと上司が叱咤激励していたら、そしてあなたが日々行なっている業務が死の行進だと感じたならば、とりあえず死の行進を続けるふりして、自社の弱点を冷静に分析することをおすすめしたい。自分が働いている業界について、どんな構造でビジネスが動いており、金と物の流れがどうなっていて、キーパーソンが誰で、何が効率化を妨げているのか、徹底的に研究するのである。そうして、自分が働く業界について裏も表も知り尽くすことが、自分の唯一性を高め、スペシャリティへの道を開いていく。そして、常日頃から意識して業界のあらゆる動向に気を配ることが「イノベーション(物事の革新)」を生み出すきっかけに出会うことができるのである。


とか

 

 

188ページ

 

それは世の中には名馬より駄馬のほうがずっと多いからだ。なぜなら、めったに存在しない名馬を見分ける眼力よりも、世に溢れる駄馬の中から本当にダメで使いようがない馬をふるい落として、気性は荒いけれど力が強かったり、足は速くないがスタミナがあったりする馬の本質を見ぬいて、適材適所に使える能力のほうがずっと役に立つからである。


ですよね。

目の付け所がシャープですではないですが、こういう多方向からものごをと見ることができる視野の広さが欲しいですわ。

 

 

で、210ページ

 

「投機」とは要するに利殖のみを目的に、一攫千金を狙って行う賭け事だ。(中略)それに対して「投資」は畑にまいて芽が出て、やがて収穫をもたらしてくれるように、ゼロからプラスを生み出す行為である。


とか

 

で、221ページ

 

投資という行為は何よりも分母が大切だからだ。一つの案件にだけ投資するのはカジノのルーレットで1箇所にだけチップを置くようなものdあ。重要なのはできるだけたくさん張ることである。


とか

 

230ページ

 

サラリーマンとはジャンボジェットの乗客のようにリスクをとっていないのではなく、実は他の人にリスクを預けっぱなしで、管理されている存在なのである。つまり、自分でリスクを管理することができない状態にあるということなのだ。


とか

 

前後して216ページ

 

投資ではよく市場の歪みを見つけることが重要だといわれている。歪みとは、本来であればもっと高い値段がついているはずの商品が不当に安く値付けされていたり、もっと多くの人が買ってもいいはずなのに、誰もまだ、その商品に気づいていない、といった状態を指す。つまり、その歪みを正すことが、社会にメリットをもたらし、自分には財を運んでくれるのである。


とか

 

261ページ

 

売りになるスキルや知識のない人が英語を勉強しても、それほどの価値は産まないが、技術者や起業家のような売るものがある人は英語ができないと非常にソンをするのである。インターネットで世界がリアルタイムでつながった現在、マーケットの大きさを決めるのは国境ではなく言語だ。日本語だけでビジネスをした場合、1億3000万人の市場しかないが、英語を話す人々の市場はその何十倍にもなる。


とか

 

271ページ

 

アメリカではCIAなど国際諜報分野における情報の分析をインテリジェンスと呼ぶが、インテリジェンスの90%いじょうはこうした誰でも調べることができるオープンな情報から得られるのである。


とか

 

 

281ページ

 

リベラルとは本来、「自由」という意味である。つまり。リベラル・アーツとは、人間が自由になるための学問なのだ。


とか

 

 

288ページ

 

人生は短い。愚痴をこぼして社長や上司の悪口をいう暇があるのなら、ほかにもっと生産性の高いことがあるはずだ。もし、それがないのであれば、そういう自分の人生を見つめ直すために自分の時間を使うべきだ


とかね。

 

ほんとうにこの本を読んだら、いろんな武器を手にしたような気になった。

そして、なによりも勉強が必要。

自分で情報を集め、自分で考え、自分で行動するようにしよう。

 

 

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

 

 

タイトル:僕は君たちに武器を配りたい
著者:瀧本哲史
おすすめ度:☆☆☆☆☆(最高レベル)