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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

ハーバード流ボス養成講座 優れたリーダーの3要素

著者:リンダ・A・ヒル/ケント・ラインバック
発売元:日本経済新聞社

 

目次

 イントロダクション あなたがいるのはどの段階?
 第1章 マネジャーの三つの至上課題――旅の意味を知る

パートI 自分をマネジメントする
 第2章 わたしは上司だ!――公式の権限に寄りかかってはいけない
 第3章 わたしは友人だ!――私的な関係には落とし穴もあるから気をつけよう
 第4章 あなたは信頼に値するか?――影響力の源泉は信頼
 パートIのまとめ
パートII 人脈をマネジメントする
 第5章 組織の現実を理解する――チームの成果を高めるには影響力が欠かせない
 第6章 自分の影響力を広げよう――キーパーソンとの人脈を築いて影響力をおよぼす
 第7章 自分の上司を忘れてはいけない――上司との重要な関係を最大限に活かす
 パートIIのまとめ
パートIII チームをマネジメントする
 第8章 将来像を描く――変化の激しい環境に対応したマネジメント
 第9章 チームの仕事のしかたを明確にする――望ましいチーム文化を醸成する
 第10章 チームは個人の集まりでもある――チームと人材、両方をマネジメントする
 第11章 日々の業務をとおしたマネジメント――三つの課題を日常業務に当てはめよう
 パートIIIのまとめ

 第12章 マネジメントの旅を完結させる――経験と人間関係から学ぶ
 エピローグ

 

感想

 

心が病んでいる時に買った本なのですが、びっくりするほどいい本でしたわ。

マネージャーというか、優れたボスの三要素を教えてくれます。

 

ちなみにそれは

 

自分をマネジメントする
人脈をマネジメントする
チームをマネジメントする

 

って、超基本的なことなのですけれど、この超基本的なことが何よりも重要なんですよってことを教えてくれるのですよ。

たとえば、信頼を支えるためには「手腕」が必要ってことなのですが、その「手腕」っていうのは

 

・専門的な手腕
・業務手続きの手腕
・政治的な手腕

 

だったりするのですな。

 

で、人徳も信頼を支えるための要素なんですけれど、その人徳は

 

・部下から「仕事を尊重してくれるだろう」と信じられている
・「自分たちを人間として尊重してくれる」と思われている
・「気分のムラが小さく、仕事上で頼りになる」と思われている
・打たれ強さを備えている

 

ということだったりするのですわ。

で、マネージャというか、ボスというか、上司は諸々指示のプランを作成したりするわけですけれど、その文章は

 

・現在の位置を明確にする
・将来の望ましい位置を示す
・現在の位置から望ましい位置へどうたどり着けばよいか、見極める

 

という内容が必要なんですと。

「四の五の言わずにやれ!」ってのじゃダメなんだね。

で、そんな本書の中で一番刺さったのが82ページ

「公式の権限が最も威力を発揮するのは、双方向の関係性においてだ」と理解しているか?

ってフレーズですわ。

やっぱ、一方向の命令じゃダメってことだね。

 

 

ハーバード流ボス養成講座―優れたリーダーの3要素

ハーバード流ボス養成講座―優れたリーダーの3要素

 

タイトル:ハーバード流ボス養成講座
著者:リンダ・A・ヒル/ケント・ラインバック
発売元:日本経済新聞社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(よい)