著者:ブルース・ガットラヴ
聞き書き:木村博江
発売元:新潮社
感想
栃木県足利市にココファームワイナリーというワイナリーがある。こころみ学園という知的障害者施設が運営しているワイナリーだ。そして、日本屈指のワイナリーでもある。山梨でも、長野でも、北海道でもなく、足利にあるワイナリー。過去、日本で行われたサミットの晩餐会でも使われたワインだ。
なぜ、足利で日本屈指のワインができたのか?
それは、ブルース・ガットラブヴというワインコンサルタントがいたから。
30年近く前の1989年、まだ、「ワインと言えば甘いもの」というのが常識だった日本にやってきた、若手のワインコンサルタント。
甘いデザートワインも作るけれど、食事と一緒に楽しむドライワインこそがワインド王道だと説き、子どもたちとともにワイン造りに邁進した ブルース・ガットラブヴ。
「神の雫」とは異なり、ワインを作ることにスポットを当てた本。
いやいや、日本の公務員というか税務署がダメダメでめんどくさすぎるということを教えてくれる本ですかね。
いやいや、著者のガットラブヴさんは奥さんも、娘さんも、仕事も愛している素晴らしき人だということが分かる本ですわ。
タイトル:ブルース、日本でワインをつくる
著者:ブルース・ガットラヴ
聞き書き:木村博江
発売元:新潮社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(素晴らしき本)