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イザベラ・バード紀行―『日本奥地紀行』の謎を読む

著者:伊藤孝博
発売元:無名舎出版

 

目次

第1章 関東での日々──横浜~東京~日光の旅
第2章 北日本の旅──東京から日光へ
第3章 「奥地紀行」へ──日光~会津~新潟の旅
第4章 奥羽山脈を越えて──新潟~山形の旅
第5章 雄物川米代川に沿って──山形~秋田の旅
第6章 津軽海峡を目指して──秋田~青森の旅
第7章 北海道「往路」の旅──函館~平取
第8章 「復路」の旅──佐瑠太~函館

 

感想

 

この本、超面白い。

イザベラ・バードは明治初期に東日本=北日本を探検したイギリス人女性探検家。横浜から北海道に渡ることが探検になってしまう、その時代背景にびっくりしてしまうのですが、そんなイザベラ・バードの日記の空白というか、行間を埋める作業をした1冊。

 

そんなわけでして、明治初期の日本がどのような状態で、庶民はどんな生活をしていたのか?というのがよくよくわかるのですわ。明治初期ってほとんど江戸時代で、わずか数年前まで戊辰戦争が行われていて、東北地方にはその傷跡がバッチリ残っているわけで、そこに触れるだけでもドキドキしてしまうのですわ。

 

とはいえ、一番、興味津々で引きこまれたのは、横浜から日光へ行く件ですね。なぜ、そこに引きこまれたのかというと、リアルに何度も自分が体験している旅程だから。国道1号国道4号のお話なんですよね。横浜〜新橋〜北千住〜春日部〜栗橋〜古河〜日光という流れがものすごく鮮明に浮かび上がるのですわ。

 

そして、日光金谷ホテルの秘密も良かったですわ。

 

日光金谷ホテル、その開業の背中を押したのがヘボン博士だったのですね。ヘボン式ローマ字を日本に広め、明治学院大学を設立したヘボン博士が、日本を旅する海外旅行者のために日光金谷ホテルを開くと良いと助言したんですとな。

 

こういう、豆知識だけでも、楽しくなりますわな。

 

そして、金谷ホテルにはイザベラ・バードの手紙が残されているんですとな。

こんど、いってみよう。

 

 

イザベラ・バード紀行―『日本奥地紀行』の謎を読む

イザベラ・バード紀行―『日本奥地紀行』の謎を読む

 

タイトル:イザベラ・バード紀行
著者:伊藤孝博
発売元:無名舎出版
おすすめ度:☆☆☆☆☆(日本史の教科書と一緒に読むと、面白さ倍増だね)