著者:山崎康司
発売元:ダイヤモンド社
目次
序章 誤解だらけのライティングー日本人がロジカル表現を苦手とする本当の理由
1章 読み手の関心・疑問に向かって書くーOPQ分析で読み手の疑問を明らかにする
2章 考えを形にするーメッセージを絞り、グループ化する「ピラミッドの基本」
3章 ピラミッドを作るーロジックを展開する、チェックする
4章 文書で表現するー導入から結びまで、気をつけるべきポイント
終章 メール劇的向上術ー毎日のメールでピラミッドが身につく一石二鳥作戦
感想
いや、すげぇ。
ロジカルシンキングとか、文章の書き方とか、舐めていたけれど、
この本を読んだら考えが変わりましたわ。
そんな本書を読んでいて刺さったのが14ページ
考える作業で大切なのは、最も重要な考え(主メッセージ)を見つけることです。
あと、15ページ
具体的にどのようなメセージを伝えようとしているのか。なぜ、そう言えるのか。そのような考えが明快に表現され、構成されていて、はじめてわかりやすく説得力のある文章となります
で、26ページ
読み手の疑問を明らかにするOPQ分析。
OとはObjectibe。
読み手が目指している望ましい状況。
PとはProblem。
問題すなわち現状と読み手の思っている望ましい状況(Objective)とのギャップ。
QあQuestion。
問題に直面した読み手がその解決に向けて自然に抱くだろう疑問。
AはAnswer。
読み手の疑問(Question)に対する答えであり、文章の主メッセージのこと。
この考え方は役に立ちますわね。
で、58ページ
要約メッセージを文章にするときの4つの鉄則
1)名刺表現、体言止めは使用禁止とする
2)あいまい言葉は使用禁止とする
3)メッセージはたった1つの文章で表現する
4)「しりてが」接続詞は禁止とする
65ページ
So What?を繰り返す
もう、そうですよね。
「だから、なぜ?」を5回繰り返して、本質に近づきましょうということです。
で、72ページ
帰納法では前提(下部メッセージ)はすべて「同じ種類の考え」となります。
複数の同じ種類の考えから1つの結論を推測します。
同じ種類の考えには「主語が同じ」「述部が同じ」「意味するものが同じ」の3パターンがあります。
で、111ページ
目次は文章構成の表現であり、「いい文章は見ただけでピラミッド構造が目に浮かぶ」
のと同様に、目次を見ただけでピラミッド構造が浮かぶものでなければなりません。
いや、すごい。
わかりやすい。
伝わりやすい。
毎日使うメールで練習するといいそうな。
ガンバですな。
入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法
- 作者: 山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトル:入門考える技術・書く技術
著者:山崎康司
発売元:ダイヤモンド社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著ですな)