WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ

著者:岩本浩治
発売元:商業界

目次

まえがき
第1章 「売り方」の発明
  トヨタカイゼンとセブン‐イレブンのタンピンカンリ
第2章 その気になれば簡単さ
  タンピンカンリ誕生のメカニズム
第3章 誰でも数字を変えられる
  わがタンピンカンリ体験録
第4章 変化、大好き
  タンピンカンリの価値観
第5章 お客の「飽き」と戦う
  タンピンカンリの狙い
第6章 合言葉は勇気
  「取り除く力」を身につける
第7章 誰よりもたくさん売ってみたい
  「売り切る力」を身につける
第8章  誰だって1年で賢くなれる
  「仮説」と「検証」
第9章 みんなを「アッ」と言わせたい
  タンピンカンリを広げる
第10章 小さく、すばやく、しつこく
  「変化対応」と「個店対応」
終章
  こんなに楽しい売りのスキルはない

 

感想

いや、パロディ本かと思ってなめていました。

すげぇほんだわ。

これは凄い。

でも、単品管理という単語ははじめて知った。

それくらい、まだまだ、浸透していないんだろうな。

単品管理という言葉と概念は、カイゼンや、アメーバ経営と同じくらいすげぇものだとおもうわ。

そんなわけで、

本書で刺さったのが23ページ

「単品管理の定義は存在しないのです」

すごいです。

哲学ってことですよ。

で、38ページ

「POS導入を坂井に単品管理がはじまったわけではありません。
単品管理を続けるために、単品管理をさらに深めていくためにPOSを入れたのです」

手段と目的をよく考えているわけですよ。

で、106ページ

「データは混ぜ合わせるとくさるのです。腐ったデータばかり食べているからお腹を壊すのです」

これはわかりますな。

で、111ぺーじ

「単品管理に必要なのは「経験情報(過去のデータ)」よりも「共行情報(将来のデータ)です」

これって、データマイニングの予測モデルのことですよ。

まったくデータマイニング的な発想ではないのに、そこに行き着いている。

あと141ページ

「在庫は時間で把握すること。時間で評価し、時間で反省すること」

で、225ページ

「仮説はもっと大胆に。検証はもっと深くなります。やってだめなら戻せばいい。やらずに過ごせば進歩はない。ごく自然にそう思えるようになります。」

うん。そのとおりですわ。

考えながら走るですね。

文字通り。

そして、やっぱりおいらも、元気は必要だと思います。

 

 

商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ

商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ

 

タイトル:商売で大事なことは全部セブンイレブンで学んだ
著者:岩本浩治
発売元:商業界
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著よ)