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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

著者:高橋政史

発売元:クロスメディア・パブリッシング

 

目次

感想

予想していた以上に、具体的に使える本でした。

簡単にまとめると

  • ムダを省く
  • 整理をちゃんとする

ってことに尽きるのだけれど、この基本的なことを徹底するから、わかりやすくなるのだよね、と。

 

そんな本書の中では

  • 3分間でどんな難題も整理でき、思考力や仮説力を磨く「Sの付箋」
  • 電車の中などの隙間時間でプレゼン資料が完成する「16分割メモ」
  • 1冊15分で、本の内容をまとめてしまう「キラー・リーディング」

がよかったわ。

 

「16分割メモ」と「キラー・リーディング」はほぼ同じことをやっているので、そんな日常の背中を押してくれるような内容でしたね。

 

で、では、「Sの付箋」とは何かというと?

Sの付箋とは

  • Solution
  • Story
  • Simple

の3つから成り立っていて、その付箋には

 

「誰の?」

お客さんや対象とするターゲットを記入します。要は「誰のために?」今回の企画を立てるのか、問題解決を実施するのかその対象者の姿を明確にします。

 

「何が?」

その対象者の現状をここに記入します。現状とは、「お客さんが今どんな悩みを抱えているのか?」、「お客さんが困っていること」、「お客さんが光ありたいと思っていること」など、お客さんの今満たされていないニーズやウォンツをここに記入します。

 

「どのようにして?」

お客さんの満たされない何かがどのようにして満たされていくのか、解決策をここに記入します。

 

「どうなった?」

解決策が実行された結果、どんな未来が訪れるのか、理想の未来の姿をここに記入します。

 

「で、要は何がいいたいの?」

以上のことを踏まえて、「要は、結論は何か」を明確にします。今回の提案のコンセプト、メッセージは何か、ここに記入します。

 

こういうふうに考えるとシンプルな資料が作れるよなぁ、と思うわ。

 

ちなみに、トヨタでは報告書をA3の紙1枚にまとめるのですとな。その紙の中には「背景」、「現状」、「ゴール」、「課題」、「計画」の6つの要素が必ず含まれているのだとな。

ムダに長い企画書とか書いていちゃダメなんだよな。

うん。

 

 

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

 

 

タイトル:すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術
著者:高橋政史
発売元:クロスメディア・パブリッシング
おすすめ度:☆☆☆☆(実用書ですな、まさに)