著者:片山修
発売元:祥伝社
目次
第1部 ハワード・ストリンガーは何者か―もはや外国人トップしかいない
第2部 総力戦を仕掛ける―3Dをめぐる攻防
第3部 サムスンに勝てるか―苦悩するテレビ
第4部 何を破壊したのか―瀬戸際の構造改革
第5部 「唯我独尊」からオープンへ―研究開発のジレンマ
第6部 ブランドの立て直し―マーケティングの世界戦略
第7部 市場の創造―「ウォークマン」と「リーダー」の逆襲
第8部 ハードとソフトの融合なるか―ネットビジネスは立ち上がるか
感想
先代のソニー社長であるハワード・ストリンガーが、ソニーをどのように変えていったのか?を詳しく教えてくれる本。
まぁ、組織がでっかくなりすぎちゃったんだよなぁ。。。ということに尽きるのですけれどね。あと、経済性が売りだったのに、経済性を疎かにしてしまったのがだめだった、と。
その昔、SONYが欧米の家電メーカーに対して挑んだ方法で、サムスンを始めとしたアジアの家電メーカがSONYに挑んできただけなのよねぇ。
そして、英語ができるヒトだけが出世すると言われているけれど、SONYの売上の殆どは海外からなので、そりゃ、しょうがないだろう、と。そこは楽天と違う。
もっと、小回りがきく企業にしなきゃ、だめなんだろうな、と。
液晶パネルの自社生産を諦めたり、VAIOを売っぱらっちゃったりしたのは、そういう意味でよかったんだろうな、と思うわけですな。
タイトル:ストリンガー革命
著者:片山修
発売元:祥伝社
オススメ度:☆☆☆(今のソニについてよく分かる)