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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

失敗学のすすめ

著者:畑村洋太郎
発売元:講談社

目次

プロローグ 失敗に学ぶ
第1章 失敗とは何か
第2章 失敗の種類と特徴
第3章 失敗情報の伝わり方・伝え方
第4章 全体を理解する
第5章 失敗こそが創造を生む
第6章 失敗を立体的にとらえる
第7章 致命的な失敗をなくす
第8章 失敗を生かすシステムづくり
エピローグ 失敗を肯定しよう

感想

福島第一原発の事故で注目を浴びた失敗学。その権威である畑村洋太郎センセイの本。

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し、ではないけれど、失敗にはそれぞれの原因があって、そこをしっかり把握して、次に繋げる必要があるというわけで。

その失敗をどうやって糧にするのかが、重要なわけで、失敗をきっちりとロジカルに糧にする方法が、きっちり紹介されております。

そして、本書でグサグサ心に刺さったのはこんなセリフですな。

創造力を身につけた上でまず第一に必要なのは、決められた課題に解を出すことではなく、自分で課題を設定する能力です。

 

自分で問題設定ができるということは、何が課題で、その課題を解決するための解決方法は何であるのか?がわかるということですからね。

 

あと

 

ダメ上司の典型例は、「そんなことをうやってもうまくいかない」「自分も過去にやったけど、無駄だったから辞めておいたほうがいい」などと軽薄な失敗談を語って部下のやる気を削いでいる人です。

 

というのも、そのとおりですなぁ。

 

 

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

 

タイトル:失敗学のすすめ
著者:畑村洋太郎
発売元:講談社
おすすめ度:☆☆☆☆(ためになりますな)