著者:原田節夫
発売元:さくら舎
目次
第1章 新社長誕生の光と影
第2章 知られざる闇と真相
第3章 経営政権移譲の真実
第4章 裸の王様と無能無策
第5章 封建と放任の経営者
第6章 愚策の山を築く人々
第7章 迷走する技術と人事
第8章 残された希望への道
感想
サブタイトルは「超優良企業が10年で潰れるとき」という過激なタイトル。
ちなみに、著者はソニーの元役員。
井深さんが社長時代に入社して、子会社から本社の役員にまで上り詰めた人。
昔のソニーが大好きだった人なのでしょうな。
社内政治のことはよく知らないですが、大賀社長以降の社長をディスるディスるディスる。
でも、これって、別にソニー以外の会社でも起きたんじゃないか?と。
日本企業がよく陥るジレンマなんじゃないかと。
技術革新がSONYを大きくしたけれど、技術革新だけに頼っていたから、どんづまって、そこから落ちていったのではないかと。
で、ここをSONYじゃなくて、松下電器とか、シャープとか、東芝とか、三洋電機に置き換えても同じじゃないでしょうか??
なんか、昔はよかったよねーと、名指しで人を批判しているだけな気がしましたなぁ。
まぁ、当事者じゃないから、そう思うのかもしれませんが。
部署の人間がどんどんどんどんリストラされていって、毎月のように送別会が行われて、最後には送別会をしてくれる人がいなくなるような生活を送っていたら、こうなるのかもしれませんが。
タイトル:ソニー 失われた20年 内側から見た無能と希望
著者:原田節夫
発売元:さくら舎
おすすめ度:☆(サラリーマンの悲哀が感じられる本)