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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

世界No1.コンサルティング・ファームが教える成長のルール

著者:作左部孝哉
発売元:日本能率協会マネジメントセンター

 

目次

第1章 これからの時代のハイパフォーマー
第2章 ハイパフォーマーをつくり上げる基本姿勢
第3章 学ぶ力を磨く成長のルール
第4章 構想力を磨く成長のルール
第5章 人間関係構築力を磨く成長のルール
第6章 実行貫徹力を磨く成長のルール

 

感想

Pwcのパートナーである著者が、日本能率協会から、アクセンチュアの教育について語る本を出すという、いささかシュールな状況の内容なのですが、本の中身はものすごく良い。

 

びっくりするくらいに良い。

この本の目次がルールとニアリーイコールになっているのだけれど、このルール、「意識高すぎないか???」と思ってしまったら、そこで負けだ。

こいつはすごい。

 

特にこのルールの中で、グサグサ心に刺さったのは、これらだな

 

  • やりたい場所に自分の旗を立てる
  • 参加することで違いを生み出す
  • お買い物感覚で仕事をしない
  • 会社より先に変化をとらえ、自らが変わる
  • 「わたし株式会社」を舵取りする
  • 毎日1%でも成長する
  • 人生を1週間でとらえてみる
  • 「注力すること」と「やめること」を決める
  • 顧客を鏡として自分を磨く
  • 忙しいときこそ、次の山に登り始める
  • リスクとは「危険」ではなく「結果の振り幅」と考える
  • 上司こそスポンサーに仕立てる
  • 「思考」の速度より「試行」の速度を上げる
  • 自分の得意分野以外はその道のプロに任せる
  • クイック&ダーティを習慣にする
  • 失敗の後は堆肥化を怠らない

 

で、本書の中でグサグサ刺さったフレーズは

 

仮に、あなたが自分の働きよりも、お金をもらい過ぎているのなら、何かあったときにリストラされても文句は言えません。逆に、会社からもらっている以上に、働き、貢献しているのであれば、絶対に会社はあなたを失いたくないはずです。
万が一、転職することになっても、これまで働いていた文よりも少ない報酬しか得てなかったのであれば、確実に待遇は上がるのです。
でも、現実には仕事を「お買い物感覚」で取り組む人を見かけます。
例えば「それをやったらなんの得になるのか?」というタイプの人です。

 

企業というのは同じ事業でずっと継続的に成長し続けることは少なく、一定期間がすぎると落ち込み始めます。そのとき、既存事業におけるこれまでの成功にしがみついている企業は、そのまま業績が落ち込み、再生不可能となります。

 

いちばん大事な判断軸は、あなたの気持ちとしてやりたいかどうか、そしてその挑戦自体がやる価値があるかどうかで判断していくことなのです。

 

ですな。

すごいやる気が湧いてくる本だわ。

 

 

 タイトル:世界No1.コンサルティング・ファームが教える成長のルール
著者:作左部孝哉
発売元:日本能率協会マネジメントセンター
おすすめ度:☆☆☆☆☆(名著だ)