日本最大級のクラウドコンピューティングカンファレンス AWS Summit Tokyo 2018も終わって2週間近くが経過しようとしましたね。
はんぶん忘れかけていたところに、アマゾンさんからリマインドメールが来たので、某帯録ということで記しておきます。
AWS Summit Tokyo 2018で発表された内容のまとめ
【Amazon Elastic File System(EFS) 東京リージョンで7月よりサービス開始】
Amazon EFSは、フルマネージド型の共有ファイルシステムです。
NFSv4プロトコルで、オンプレミスやAmazon EC2それぞれの仮想サーバからマウントが可能です。
Amazon EFSファイルシステムにより、複数のインスタンスにスケールされているアプリケーションから
単一のファイルシステムにアクセスすることが可能となり、データはリージョン内の複数アベイラビリティゾーンにて安全に保存され、
単一データセンタにおける障害、災害時の停止を回避できるようになります。
Amazon EFSはファイルシステムの拡大に合わせてスループットおよび IOPS がスケールされるため、
幅広い作業負荷に対しても 一貫した低レイテンシーでのファイル操作を実現します。日本の多くのお客様から、
東京リージョンでの展開についてご要望を頂いておりましたが、いよいよ7月に東京リージョンでご利用可能となる予定です。
【Amazon Quicksight 東京リージョンでのサービス開始。セッション単位課金など発表】
高速かつ容易に利用できるビジネス・アナリティクスサービスであるAmazon Quicksightが東京リージョンに展開されました。
加えて、Enterprise Editionに“Readers”という新しい料金モデルが追加されました。
Readersは、ほとんどの閲覧者の方の為に新たに設定された料金モデルであり、QuickSightのセキュアな環境の中で
ダッシュボードの閲覧やデータのドリルダウン、画面上に表示されたフィルター設定の変更とCSV形式でのダウンロードが可能です。
費用は30分のご利用あたり$0.30で、$5の上限が設定されています。全く使わなければゼロで、どれだけ使っても$5と、
非常に安価にご利用頂けます。また、今回の発表に併せてVPC内リソースへのアクセス機能が正式サービス開始となり、
Publicにアクセスできない機密性の高いデータソースともセキュアに接続ができる様になりました。
更にURLアクションとリンクダッシュボードが実装され、外部アプリケーションへQuicksightダッシュボードの組み込みが可能となりました。
AWS、Amazon SageMaker を東京リージョンで提供開始
【Amazon Sagemaker 東京リージョンでのサービス開始】
Amazon SageMaker は、開発者やデータサイエンティストが自社の機械学習モデルを容易に
構築、学習、展開、管理できるフルマネージドサービスです。また、現在までにMXNet、TensorFlowを
始めとした深層学習フレームワークに対応していましたが、今回PythonベースのChainer対応を発表しました。
お客様は、Amazon SageMakerが提供するフルマネージド機械学習ノートブック環境を活用することで、
Amazon S3に保存しているデータを容易に検証、視覚化し、一般的なライブラリやフレームワーク、インターフェースを
使用して変換することができ、モデルを簡単に学習させることができます。
AWS スタートアップ向け AWS Loft Tokyo を目黒にオープン
【AWS スタートアップ向け AWS Loft Tokyo を目黒にオープン】
スタートアップ企業の支援施設であるAWS Loft Tokyoを、2018年10月に目黒セントラルスクエアに開設することを発表致しました。
AWS Loftは、開発者やエンジニア、アントレプレナーのにおけるAWS活用や起業を支援するための拠点です。
AWS Loft Tokyoは、ニューヨーク、サンフランシスコに次ぐ３カ所目の常設拠点となります。
来場者は、各種トレーニング、セミナー、ミートアップ、またはテクニカルハンズオンなど様々なイベントに無料参加いただけます。
世の中いろいろと覚えなきゃいけないことだらけですな。
