著者:秋山尊謙
目次
第1章 マーケティング・オートメーションとは何か
マーケティング・オートメーションとは
マーケティング・オートメーションの目的
マーケティング・オートメーションの真の価値
リード選定ファネル
TOFU-MOFU-BOFUファネル
マーケティング・オートメーションの必要性
ワン トゥ ワン マーケティング
マーケティング・オートメーションとDMP
DMPの定義
データドリブンな環境の整備
マーケティング・オートメーションの機能
CRMとマーケティング・オートメーションの違い
CRMとマーケティング・オートメーションの相乗効果
第2章 リード マネージメント
ペルソナの抽出
カスタマージャーニーの構築
属性グレーディング
行動スコアリング
スコアリングの考え方
グレードとスコアの関係
BANT
リード向け施策
第3章 マーケティング・オートメーションの活用
メッセージを確実に届けるために
メールを開封してもらうために
EメールからのCTR(クリック率)を上げるために
質の高いメッセージ配信をするために
A/Bテストでメール効果をもっと高める
STM(Simulated Test Marketing)
リターゲティング/リマーケティング
第4章 マーケティング・オートメーションの導入
活用範囲の策定
施策の具体化
MAツールの選定
感想
基礎とタイトルでうたっているだけあって、基礎的な内容ばかりなのだけれど、基礎的なことほど馬鹿にする人が多いツールの世界なので、これはこれで素晴らしい本ですな。
ベテランは再確認に、若者は基礎づくりに。
で、どこが良いかというと、まずは、基礎的なお話。マーケティングファネルの件。
リードジェネレーション Lead generation
見込み顧客情報を創出すること。例えばイベントや展示会などで名刺情報を獲得することや、メールマガジンへの招致で、メールアドレスを獲得することで、将来の見込み顧客を創出することを指す。
マーケティング ケイパブル Marketing capable
マーケティング活動上の施策対象者全体を用意すること。例えば、施策を実施する上でメールアドレスのない対象者は除外、前回の施策対象者を除くなど、クレンジング済の対象者リストを指す。
MAL marketing accepted leads
マーケティング活動で獲得した対象者全体をまとめたリスト。
MQL オープン marketing qualified leads open
マーケ適合者全体とは、獲得した対象者全体のうち遜色や欠損なく自社マーケティング活動が実施できる対象者。
例えば、顧客になる見込みは低いかもしれないが、情報収集活動を行っている広報担当者や、新規顧客にはなり得ない既存こお得意様、自社他部門・関連会社・子会社などを含むユーザ。
MQL marketing qualified leads
マーケティング視点から見た場合、顧客獲得につながると想定される確度が高いリード。
セールスケイパブル Sales capable
営業対象者全体とは、電話連絡や住所、部門などが具体的に獲得できている状態で、営業活動へ持ち込める営業対象者全体のリスト。
SAL sales accepted leads
営業活動を具体的に実行できる状態のリスト。
SQL sales qualified leads
営業としてすぐに高確度となる見込み顧客のアタックリスト
OP oppoetunuty
提案機会が得られたユーザ
と、よく耳にするマーケティングファネルの用語を教えてくれる。
また、ユーザ行動を加味したリードジェネレーションファネルのTOFU,MOFU,BOFUについても教えてくれる。
TOFU Top of the funnel
認知段階におけるファネルの入り口。ユーザはここで、課題解決型か、ニーズ探求型に分かれる。
MOFU Middle of the funnel
検討段階としては途中の状態。
BOFU Bottom of the funnel
成約や顧客獲得につながるファネルの出口。購入意思が、確定している状態。
マーケティングの基礎がよくわかる本ですな。他にも似たような本があるかもしれないけど。
マーケティングオートメーションの基礎: One to Oneマーケティングを徹底的に理解する。
- 作者: 秋山尊謙
- 発売日: 2015/10/21
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タイトル:マーケティングオートメーションの基礎
著者:秋山尊謙
オススメ度:☆☆☆(ですな)