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シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々

著者:デルフィーヌ・ミヌーイ
発行元:東京創元社

 

個人の感想

今現在、地球上で最も悲惨な戦いが繰り広げられているシリア。
そんなシリアの中にあって、政府軍に追い立てられている町ダラヤ。

反政府軍の拠点ということで徹底的に追い詰められ、攻撃され、破壊されている町にできた秘密図書館。

 

情報は人を自由にさせる。
知識は人に勇気を与える。

 

アサド政権により情報統制されている世界にできた自由な言論空間。

 

批判と反対は権力を脅かすものでしか無い。知識人は権力者を脅かす存在でしか無い。
なので、どの時代も独裁者は批判勢力や、知識人を取り締まってきた。

始皇帝が行った焚書坑儒も、まさにそう。

 

悲惨な地獄のような世界だからこそ、本の重要さが増す。

 

やっぱ、本ってすごいんだよ。

 

そう思える1冊だわ。

そして、日本は自由だ。

 

「ドクター。次はおまえの番だ!」って書き込みだけで、弾圧が始まるんだものな。

 

 

シリアの秘密図書館 (瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々)

シリアの秘密図書館 (瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々)

 

 タイトル:シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々
著者:デルフィーヌ・ミヌーイ
発行元:東京創元社
おすすめ度:☆☆☆☆(良い本ですよ)