著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サリヴァン,ローズマリー
詩人、短篇小説作家、伝記作家、文芸評論家、書評家、コラムニスト。トロント大学の名誉教授であり、グッゲンハイム財団、カマルゴ財団、トルドー財団から奨励金を得ている。また、ローン・ピアス勲章の受章者であり、文学と文化への貢献を認められてカナダ王立協会から表彰され、カナダ四等勲爵子の称号を有する
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感想
サブタイトルは「クレムリンの皇女スヴェトラーナの生涯」。
いや、いたでしょうな。
スターリンの娘。
どちらかというと、女好きなイメージがあるので、娘も息子もたくさん、いたことでしょう。
イメージ的にはヒトラーの娘とか、東条英機の娘とか、毛沢東の娘とか、そんな感じ。
そういえば、最近、プーチン大統領の娘さんが極秘来日していたのがニュースになっていましたね。プーチン大統領の娘さんも、そのうち、手記とか書いちゃうのでしょうかね?
でも、スターリンの娘さん、スヴェトラーナがすごいのは、この人、ソビエトからアメリカに亡命しているの。
うそ。まじ?というかんじ。
ちょっとした007もしくは、ミッションインポッシブル、はたまたゴルゴ13の世界。
上巻はスヴェトラーナ誕生から、ニューデリーのアメリカ大使館に駆け込み、亡命するところまで。
スヴェトラーナ自身の数奇な運命も面白いけれど、戦前・戦中・戦後のソビエト社会に関する記述が面白い。
スターリンの娘(上):「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯
- 作者: ローズマリー・サリヴァン,染谷徹
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: 単行本
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