著者:阿部修平
発行元:幻冬舎
目次
第1章 デフレ環境下で強靭に鍛えられた日本企業
第2章 日本経済はデフレのスーパーサイクルから開放された
第3章 日本株投資に一点の曇りなし
第4章 ソロスに学んだ、株という恐るべき「知的兵器」
第5章 「富のブレイクスルー」チャンスを掴む原理原則
考察
なかなか、なかなか表に出てくることはない、ファンドマネージャーというお仕事。
日本でいちばん有名なファンドマネージャーといえば、村上ファンドの村上さんですが、他にもファンドマネージャーはたくさんいるんですよ、と。
この本の著者でスパークス・グループを率いる阿部修平さんも、その一人。
8,000億円を運用する伝説のファンドマネージャーなのだとな。
米国バブソン大学でMBAを取得した後、野村総合研究所入社した後、野村證券に転出。野村證券退職後は、独立しアベ・キャピタル・リサーチ設立。創業時より顧客にヨーロッパの富裕層や著名投資家ジョージ・ソロスを抱えていたという凄腕のファンドマネージャーなんだとな。
すごいね。
で、ファンドマネージャーというと村上ファンド的な仕事しか思い浮かばなかったのですが、実際はそんなことないと。
企業が持つ本来的な価値と、株価にギャップがある企業を見つけ出し、その企業の株価が最大化されるときまで、株を持ち続けるという。
本来的な企業価値>株価が本来的な企業価値=株価となるまで待ったり、そうなるように活動したりするという。
で、本来的な企業価値<株価になったら、手放すんだな、きっと。
著者によると、日本企業の多くは「本来的な企業価値>株価」な状態だという。
いま生き残っている企業の多くは、円高や、デフレを乗り切った、筋肉質な会社が多いので、今、投資を始めるのが良いタイミングだという。
とはいえ、だめな会社もあることはあるので、インデックスファンドのようなものには投資しちゃダメだという。
株に投資したくなったな。
タイトル:株しかない
著者:阿部修平
発行元:幻冬舎
おすすめ度:☆☆☆☆(良い本ですな)