WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

最後のヴァイキング

 
 
著書:スティーブ・R・バウン
発行元:国書刊行会
 

目次

序文 最後のヴァイキング 
第一部 西
第1章 山岳王国の少年 
第2章 極地見習い生
第3章 大計画 
第4章 フランクリンが死んだところ
第5章 ヨーアハウンでの学習 
第二部 南
第6章「大手柄を立ててやる」
第7章 極地のナポレオン
第8章 犬とスキー
第9章 白銀の世界 
第三部 東
第10章 英雄帰る 
第11章 新しい戦場 
第12章 極寒のタタール
第四部 北
第13章 挫折した夢
第14章 北極の不死鳥 
第15章 飛行船とファシスト 
第16章 北極へ群がる遠征隊
第五部 失踪
第17章 もう征服する極地はない 
結び  英雄時代の終わり 
 

考察

ヴァイキングと言うと、マンガ「ヴィンランド・サガ」を思い浮かべてしまうわけですよ。
それ以外でヴァイキングと言われても、食べ放題のビュッフェしか思い浮かばないのですが。
 
発想が貧困ですね。
 
この本は、そのどちらとも違います。
 
サブタイトルは「ローアル・アムンセンの生涯」ですな。
アムンセン。
人類で初めて南極点に立った男。
 
でもね、それ以外にも北西航路を開拓というか、探検したりしているわけよね。
たぶん、二十世紀最後の探検家なのでないかね。もう、アムンセン以後には、人類未踏の地なんて、ほとんど人類に残されなくなったしな。
 
それにしても、北極の海に二年間も閉じ込められるとか、そのなかで壊血病に罹っても、アザラシの生肉食べて復活するとか、すげーな。
 
二十世紀初頭には、まだ、探検家が人類初という栄冠を得ることができたんだな。
 
そして、極地で生き残る術をイヌイットから身につけたアムンセンは、すごいわ。
 
そして、そんなアムンゼンが歩いた南極を歩いてしまったイモトアヤコは、もっとすごいわ。
 

 

最後のヴァイキング――ローアル・アムンセンの生涯

最後のヴァイキング――ローアル・アムンセンの生涯

 

 

 
タイトル:最後のヴァイキング
著書:スティーブ・R・バウン
発行元:国書刊行会
おすすめ度:☆☆☆(夢がある)